2012年10月2日火曜日

イノシシ 被害 ・・池の下

9月蒔きホウレンソウ・白菜 全滅ーつ
暫く畑に足を運べず訪れてみて、唖然です。
去年は、十月に入り、始めてイノシシの侵入を確認していてそこそこ対応はできていたのですが。今年は九月中旬から先ず「お寺の田んぼ」に出現。その後ここにも移動してきていた。
二年目にして先方も勝手知ったるで縦横無尽。荒らし放題。

正直、気持ちが萎えてしまって今までの労苦が頭の中を走馬灯のように駆け巡る。きっと人は臨終の時自らの人生を一瞬にして振り返る・・ってこんな感じかなー、などと思ったりもして。
でも何となく感じる。これはお仕組み、必然。 時代は変革の時期。我が屋の「自然農」に対する取り組み方も見直さなくちゃいけない時期かなー。五年目にして非常に大きな示唆を与えてくれた事件?です。

イノシシの習性・趣向

《作付場所》 自然農では基本的に不耕起草生ですが、播種・移植時は草を剥がし一時的に土が裸になる。ここをクンクンと大きな鼻でサーチし、好物のミミズを捕食する。お好みの場所では狂ったように「さながらトラクター」的に耕起。自然農ではありえない状態にしてくれる。つまり作付の場所を重点的に掘られるので蒔いても蒔いても野菜は育たないという事。これに関しては対策は見つかりませんが。

《味覚の好》 基本地中を捕食。または、地上部では稲の穂が熟する前の(乳熟期)穂の先端をシゴキ摂り、口の中で籾殻を選別。その場に吐き出す。「吐き出された籾殻はその場に散乱」 地中の動物性たんぱくが大好物。ミミズ・昆虫の幼虫等。落ち葉を積み上げたカブトムシのお家はご馳走の館と化し、ほぼ全滅。
次に稙物性。どうも人間が食べてもおいしいと感じる糖度の高い根菜類。サツマイモ重点的。「昨年も全滅。太ったっ芋ばかり捕食」「今年初の安納薯」が全滅。ジャガイモは苦いのか殆ど手つかず。ヤーコン等。コンニャク芋は強烈なアクのせいか手つかずでニンニク・ワケギ等も同。

じっくり観察すると色んなことがわかってきますね。獣も自然の一部。如何に共生してゆくかは、今後大きな課題だすね。 
何はともあれ対策を考えねば。放置しているとやがてここも彼らのテリトリーとなるでしょうからね。
それでも、いろんな思いが出尽くしたところで感じた。
安納芋 どこやー?
無知な私にこの世界を教えてくれた彼らに感謝。決して彼らは敵ではなく隣人。

「汝、隣人を愛せ」

この思い大切ですね。

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