2012年10月6日土曜日

第21回 「妙なる畑の会」全国大会  at 阿波町


母屋前
第二十一回 《妙なる畑の会》全国大会が
徳島県阿波市にて開催されました。
10月6日  沖津一陽氏 田・畑の見学 その後懇親会
   7日  大俣公民館にて 座談会
   8日  大俣公民館にて 座談会

以上の日程で行われ有意義な時間を過ごさせていただきました。

田・畑の見学会では、多くの参加者の方が所せましと各々興味の先にて見学され 聞くところによると圃場は一町程有るとか、広いスペースを奥様とお二人で作業されているとの事で皆感心されていた。

後半二日間の座談会では、沖津さんの思いの深さを交え 川口由一氏が自然農の理を切々と語られる。質疑応答を交えながらの熱気むんむんの会場でした。

参加者の方の発言で印象に残っているのが、各地で獣害がひどくなっているとの事。ある方は、圃場にテント泊をして対応されていたり、積極的に捕獲し食せば良いではないか・・・ と、また獣も自然の一部、共生の道を探るべきでは・・?等々

食料自給率の問題。肉食から菜食へ、旬の野菜を食べ食べ方から自給を考える。先ず、各々の足元から消費に惑わされず手仕事、手作りの中から自然に生まれるものを頂く事により自給率アップ。 アメリカ式農法にて肥料農薬により水質汚染深刻である。

沖津さんのお言葉。
農業も商売も多くの人に喜んでもらう為。健康な野菜を多くの人に食べてほしい、やりがい出る、今の農業にはプライド無い。日本の国土で十分に食べてゆける。其の為の努力。それで信がはいる、それが幸せ。 私が私を全うする中に豊かさがある。健康に安定的に育ててゆく事曖昧では駄目。 売ろうという気がないとダメであるが、お金に囚われて自信を見失うとお客が減る。尊い仕事だとアピール。ほしい人、波長が合う人がきっといるので心を折らないで 在り様がしっかりすれば状況改善する。 自らの生き方に疑いが入らない自身。野菜が呼んでいる声が聞こえる。自然の営みに沿う農業・・これしかない。


川口さんのお言葉。
自然に応じた生活を日々の生活の中で具現化する事、できないのは自分が至らないため、自然農で飢え死にする事はないそうでなければいけない。生活の中で人間としての成長を身につける。シンプルに消費社会に流されないよう・・・  命の営みは増やす営み空気中から要素を集め太陽エネルギーにより蓄積。 知恵と能力で無駄な時間を使う事なかれ。
昨今の放射能汚染について・・・ 自然界は絶妙である、最も除染に最善のさくは何もせず自然に任せる事、「時間の流れが最も最善の浄化である」  また原発に代わる代替エネルギーについては、同じように自然を破壊する、浅はかな人間の知恵は自然を超えられない。太陽・風等本来の流れを変えてしまう。 有限のエネルギー。 命の生き方を明らかにしていない発想で自然破壊につづる事では同じ。 このままでは、自然界も地球も持たない・・・人間の間違いから自然を壊してはいけない。

実践者の生き方。
各々それぞれの資質を持っている。自然農に囚われず、命の理を基本に各分野で適職にて伝えてゆけばよい。

今後。
私と自然農。農業と自然農。言葉で伝える難しさあれど自らの天明・役割は未来を予測出来る知恵を言葉で表現してゆくこと。
来年の全国大会は「赤目」 いかなる問題にも対応できるとの思いで・・言葉で伝えたい。
東京・大阪公演に続き赤目と三回予定との事。「人類の明日をサトル」と題し開催の思いあり。

「はっきりと未来に向かって言葉で示す」

来年は自然農の完成形。遅れず歩んでゆきたいものだ。


ある意味田舎の阿波町にこれだけ大勢の方々にお越しいただきびっくりした。
全国大会いうより定例の学びの会のような原点に返った全国大会であったと感じた。
これが本来の学びの場にあるべき姿であろう。
最も、不親切な大会との声が上がったが、告知だけで、皆、宿泊の手配から食事の段取り等まさに手弁当的な三日間。でも、今回はそれだけ、ぜひ参加したいとの思いの強さが参加に結びついていたように感じた。

みなさん遠いところお疲れさまでした。


沖津氏
播種の実演
母屋前の畑
少し離れた場所の二反の田んぼ

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