2012年6月7日木曜日

ミナミノカオリ


minaminokaori

硬質小麦(ミナミノカオリ)雑草に混じり何とか穂が熟すまで頑張ってくれました。
自然農栽培では、田の稲の裏作として刈り取り前に、麦の籾を蒔くことになり、通年、稲・麦のどちらかが生育していることになり当然のことながら地力不足が懸念されるところで、夏の稲作の作柄がどうなるのかが興味深いですね。

不耕起草生。お麦と雑草が共存出来ていることが何か不思議なきがするが、本来自然界においては、植生自体が複雑多様、微妙なバランスを保ちつつ様々な植物が共存することにより緑のカーペットを形成している。
そこに、少しお邪魔している感じの我が家の住人達です・・



「ミナミノカオリ」の来歴と特製
ミナミノカオリ・旧系統名 西海186号は、1991年度に製パン適性に優れた硬質小麦「pampa INTA」南米アルゼンチンと、早生で多収のめん用系統「西海167号」の交配から(九州沖縄農研センター)育成される。温暖地・暖地での栽培に適した硬質小麦で、平成15年に小麦農林160号として登録された。後、1999年には、温暖地・暖地向け、菓子・ロールパンに適する硬質小麦「ニシノカオリ」九州農業試験場が育成されている。それに比べ「ミナミ・・・」ファリノグラムのバロリメーターバリューが高く、エキステンソグラムの伸長度、伸長抵抗が大きく、生地特性が優れている。さらに、食パンを作った時の体積が大きく、官能試験評価点も高く、食パン用としての製パン適性も優れており、タンパク質含有量が高く、醤油醸造にも適している。
品種名の由来は、交配の片親が南米アルゼンチン品種であることと、普及地帯が暖地・温暖地であることを表す「ミナミ」 と、パン・醤油の良い香りを表す「カオリ」に由来しており,漢字では「南の香」と表記する。
「ミナミノカオリ」は「ニシノカオリ」に比べ、製パン適性は改善されたが、カナダから輸入される 1CW には及ばない。また、交配種の片親が外国品種の為、赤カビ病と穂発芽に弱い栽培上の欠点を持つ。とのことです

以上、参考資料より抜粋
麦 穂

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