2012年6月29日金曜日

束の間畑作業~トウモロコシ~



移植する時間無く、放置されていたピーターこーンことトウモロコシ達・・・浪人の身にも関わらず、図体はデカくなっちゃって・・でも栄養状態は良くなくヒョロ高。四畳半一間でのガリ勉では当然かな・・・ 最もデカいやつで40㎝程、入学するには歳とりすぎかな?入学(移植)後の踏ん張りに期待しつつの旅立ちです。
浪人時代も明けやっと入学・・挽回するぞー^^

ピーターコーン。移植完了















ソラマメ~自家採取~

ソラマメの畝
一寸そらまめ、種取の時期。梅雨の中休み種取できました。種は乾燥しガチガチの根性ものに仕上がっております。残りの分は、煮物などになっていただこうかな・・・
ご存じのスーパーに並ぶソラマメですが、収穫期間が非常に短く、我が家では今年、二回しか収穫できず気がつけばしっかり保存用種として変貌していまして、あとは、煮物などに入っていただくことにしますね。
ほとんどが新鮮なうちに収穫できず
茄子さんと同居とあいなりました
間引きニンジンと中長ナス
間引き後のニンジンたち。毛を剃られたヒツジにごとくに初夏にしては寒々しい気もしますが、これ以後生育するにつれ、安心感のある、五尺ニンジンに生長して行かれることでしょう^^

2012年6月26日火曜日

たね・タナ・種




梅雨の中休み。しばらくぶりに畑に立てば、春野菜の種達が朽ち、大地に戻ってゆこうとしていた。我が家では、種子の自家採取も頑張ってみようと思いつつもこのようについつい、見てやれず、朽ちさせ気が付くと大地に帰ってしまっていて、なかなか種取が出来ないでいたのですが、今年は、梅雨の合間の好天時に収穫できました。(大根・エンドウ・そらまめ)
でもでも、実は、大根 などはこのまま大地に帰してやり発芽適期を待てば難なく新たな世代の誕生となるのです。従って保存用の種子以外は、そのまま、その場にばら撒きました。秋にはここが大根の畝になるであろうとの期待のもとに・・
品種によっては、意外と直播が丈夫に育つ秘訣だろうと思える感覚が育つことがこの道を歩む一つの鍵になるような気がします。
大根の・・エンドウの種

にんじん

地目田のニンジン
春蒔きニンジン。今年は早々に蒔くことが出来安心していた。そのうち、ニンジンさんのことなど忘れ他の住人のお世話に奔走していたが、何かのお導きか? 青々と立派に成長しているニンジンさんにお目に掛かり喜びの感動。何せ、春から夏の種まきは、土が乾燥し易く、ニンジンの発芽は非常に難しく、今までまともに成長したためしが無かったのです。
それが、今年は比較的気温も低く、雨量もそこそこでしたのでまずまず生育してくれたのですね。
しかし、ここからが正念場。適宜、間引きをしてやらないと、根茎の部分がまったくと言ってよい程太らず、食卓に上らないまま種取用の株ばかりになってしまう・・毎年、このような状況で自家ニンジンをいただかせてもらえ無いままでしたが、今年こそはニンジン食べさせて頂きたい・・・・・だからしっかり間引きします。と。宣言しつつこの日は、他の優先順位上位の作業もあり時間の関係で後日リザーブとさせて頂きました。
地目田のにんじん

地目畑のにんじん


(地目田)は田んぼベースなので、土の湿り気十分。他方、(地目畑)は、山地、水捌け良好で、お借りして半年でまだ草草が十分に生育していない事もあり、春先から乾燥気味。ですが、六月に入り集中的に≪最近の雨は、今年の雨も集中的に記録的豪雨となりまして・・・≫雨が降ったおかげで何とか、生育してくれています。
思うに、植物にとっていかに雨が必要で有るかを痛感します。好天が続くあいだ、我慢していた成長が梅雨の雨量で、一気に、加速度的に生育するのを見るにつけ、植物は只々水を与えれば生育する、というものでは無く、雨というものは、やはり大地から蒸発し、大気の中を旅する事で何かしらの宇宙のバワーを吸収しているからこそ大地に帰り大きな恵みを大地に帰すのではないだろうか・・・?と感じずにはいられない。
嗚呼、なんと、絶妙なバランス。この絶妙な関係が崩れると、昨今、騒がれ始めた異常気象の脅威を感じずにはいられない。それは、作物の生育に大いに関係してくるからだ。
本来営々と繰り返されてきた、四季折々の環境の循環。そこからつくりだされてきた自然からの恵み。
田・畑に抱かれ里山に守られ感じる。
しっかりと感じて行こう・・
地球がどこに向かおうとしているのか・・
日常の些細な時間で有っても、そこになびく感性でありたい・・

じゃがいも

地上部分が枯れて・・
そろそろ、地上部が枯れて来ました。
収穫時期です。この≪出島≫君は、同種の中でも休眠期間が短い(収穫後、次回発芽までの期間が短い)部類で年二回作付可能な品種で、それは、我が家でも確認済み。ですが、ジャガイモも生育適温があり、比較的涼しい気候を好むようで・・・(だからの北海道ジャガイモは栽培盛んなのでしょうね・・・)春作は、昨今の異常気象気味の気候推移の中、春から夏にかけて急激に気温上昇するこの頃では、根球が十分生育する前に、命がまっとうされてしまうので、やはり、お芋ちゃんは、小ぶりなものになる傾向が強いですね。実際、この時期収穫してみると、ほとんどが種イモサイズの小芋ちゃんばかりと多少ガッカリですが食い繋ぐ貴重なでんぷんが得られることは、有りがたいことです・・・後は秋作に期待しつつ種イモをなるべく低温で保存すること考えよー^^
一方の秋作ですが、意外と、秋から冬への移行速度が遅く、言うなれば、なかなか冬らしい冬が訪れないここ数年、ほんと、ここ徳島の平野部では、雪が積もらない。降っても年二・三回程度ですのでジャガイモにとっては、過ごしやすい気候。適温が長期続くということ・・ 雪遊びができないのはさみしけれど(実は、車で移動時間40分の、標高1000m。大河原高原へスタッドレス履く農耕ハコバンでソリ滑りなどお遊びに行くことありですが・・・)春作のリベンジとばかりに、秋作は、立派なおじゃがさん達に会えるのですよね・・これが、まさに、収穫の秋の醍醐味を味わえます。 と期待しつつ我慢の収穫を梅雨入り好天が望めない中、少しずつの収穫は、しばらく続きます。田植えと相談しながらね^^
新じゃがは格別のおいしさ。しばらく、おいしく頂けそうです。

大地の恵みに感謝^^

そして、お世話させていただけること 生きといけるもの達への敬意をこめて・・・

ありがとう^^



立派な出島くん。 実はみな卵より小さ目サイズなのですよ・・・・?/ \

2012年6月24日日曜日

田植え始動 ~お寺編~

今年も田植えの時期が来ました。今年の気候は、順当に梅雨入りし、田植えにはまずまずの年になりそうだ・・・と思っていたのですが。田んぼ作業初日から温暖化の影響か???あのゲリラ豪雨にて作業の躊躇を余儀なくされ<最初に写真でも分かる様に一面繁茂している草草を除草しないと植えられないので・・・雨ふりの除草は草が湿り重く非常に重労働になることもあり様子をみていた>結果、休日三連続の豪雨で二週間遅れのスタートとなる。予定では、ほぼ適期に移植に掛かる予定が分けつの始まる時期にかかってしまいましたね・・・ まー、これ毎年の事、おそらく、今年も分けつ数が少なく収量も少なくなるでしょうが、苗床で育つ稲苗たちを見るにつけ、秋の収穫までしっかり育つお手伝いをさせていただきたい思いで、時間的焦りも有りつつのスタート。稲たちの成長を手助けしてゆくと 命の重みや自然の営みの理、そして、このお米で日々生かされている我々の命。ここ六畝程の田んぼ<他に、一反弱の田も控えていてオーラスは7月下旬になりそう?>の営みだけをとってもみても、思いを巡らせるだけで壮大な宇宙の広く深い世界に思いを馳せることが出来る・・・・ 一瞬でもそんな思いになれると、辛い田植え作業も乗り越えられるなー

今年もよろしく^^

お付き合いくださいね^^

田んぼへの入り口。畦道を通り我が家に入りますよ^^
移植ちょい遅の六葉生位。
分けつも始まっております。
まずは苗床より稲苗を堀り上げ一本、一本手分けしてゆきます。
根の長さは2.3㎝にし、移植し易いように土も極力落としておきます。

定規(紐)に沿い、除草(宿根草の根は掘り上げる)しつつ一本、一本手植えです
草をかき分け移植。後の分けつの障害にならない様
株周囲10㎝程度は太陽に対してopenにしてやります。

2012年6月10日日曜日

麦刈り~田んぼ~

刈り取りながらひたすら前進
ノコ鎌による穂刈り
黄金色のパン種
hogari start
快晴の休日。むいむい家総出で麦刈りに・・
梅雨入りもカウントダウンに入り天候を心配する中好天に恵まれ さー頑張ろうmuimui
自然農の我が家では、お米の裏作として稲の刈り取り直前に麦の籾を蒔き、稲刈り時には既に麦は発芽生育している。そこを、稲刈り作業で歩き回る事でいわゆる(麦踏み)作業の代替となっています。
その翌年、夏至の前後。田植え前の好天の日を選んで刈り取るのです。
今年は好天に恵まれ何とか刈り取り終了。
早々に稲の移植が控えておりますが・・・











雑草と共生する麦穂
東南アジア風刈り取り風景・・・?
作業しているのは自称チベット系の方だそうです・・
麦は穂刈り。稲と違いハザ掛け自然乾燥をしないので必要な穂の部分だけ刈り取ってゆきます。雑草と共生している自然農。麦穂だけを選り刈り取るのはやはり大変ですが、すべて手作業の我が家では毎度の事。疑問を持ち少しは進歩すれば良いものを・・・しっかり進歩していますよ、手刈りの手際・・
刈り取り後は雑草がなぎ倒され残るのですがそれが以後お米の成長になくてはならない条件。出来れば田植え前までに夏草が成長してくれないかな・・と思うくらい草草は大切な田んぼの一部です。
一見したことはないけれど、東南アジア、インド、パキスタンあたりの人力農法の地帯ではこのような感じではないのか?と思いつつ、この方法も脈々と受け継がれここ徳島に至りと思うと、5年目の自然農にして、ここまでこれたことは、必然の結果なのでは無いか?と感じると、少しばかり真実に触れたような安心感。
しかし、いかんせんここはjapan。のん気な事は言ってられず時間との勝負。只々刈り取るのみじゃー。

只々、慌ただしくとも忙しくとも自然の大地にふれ、その息吹その育まれた造形物としての作物のお世話を許されている事にひたすら感謝、感謝。

無心で没頭できる境地にはまだまだですが、せめて何気ない一瞬だけでも無我の境地でいられたら・・・と思いつつ日々の作業は続くよ・・・
刈り取り後。雑草残る

2012年6月9日土曜日

こんにゃく薯

山城のこんにゃく二・三年生



今年も、こんにゃく薯の植え替え完了
品種はわかりませんが、この子の里は、数年前親戚すじより頂いた三好市山城町

最近、地場産作物として栽培が見直されている様で今後生産量も増加してゆくのでは・・・。

食用に成長するのに四・五年掛かるとの事で我が家の住人としては一番長い居住歴の持ち主だといえます。

とーもろこし

ホームセンターで買ってきたピーターコーンの種ここまで成長してくれました。昨年までは畑に直播していたのが、今年からはポット苗に仕立て移植することにした
直播だと発芽後の草管理が大変で、常に様子を見てあげられない我が家。
気が付けば雑草に隠れ消滅していたりでしたが、この方法だと刈り取った雑草より成長している分優位で、草管理も手間がかからないからとの理由です。

にんにく

三年目の作り替えニンニク少し収穫は早めですが次の種まきの為一部収穫しました。毎年、米糠を地力補いに振り撒いてあげるのですが、今年は時間なくそれも出来ずでこのサイズになりました。補い出来ればもっと横方向に太ってくれるのですが・・・

田んぼの状況

現在、麦畑。
手前の下の段ですが非常に雑草たち生育が旺盛。
刈り取りが大変そうです。

小麦

ミナミノカオリ
初夏の優しく清々しい風になびく熟した麦穂

昨日の雨も止み、田に赴けば褐色に光る小麦の穂。
昨年秋、初めて本格的に取り組み始めた小麦の栽培。
人伝いで購入させていただいた(硬質小麦ミナミノカオリ)

収穫の時期を迎えうれしく思う。
二枚の田に、条蒔きと全面ばら撒きしたが、やはり部分的に地力の差がはっきりと出た上、蒔く密度もまちまちだったこともあり、生育状況は場所によりまちまち・・・
収量のほうはどうかな・・・?
早々に、梅雨入り前に刈ってやらないと・・・

今後、好天と休日がマッチすれば良いのですが・・・

2012年6月7日木曜日

ミナミノカオリ


minaminokaori

硬質小麦(ミナミノカオリ)雑草に混じり何とか穂が熟すまで頑張ってくれました。
自然農栽培では、田の稲の裏作として刈り取り前に、麦の籾を蒔くことになり、通年、稲・麦のどちらかが生育していることになり当然のことながら地力不足が懸念されるところで、夏の稲作の作柄がどうなるのかが興味深いですね。

不耕起草生。お麦と雑草が共存出来ていることが何か不思議なきがするが、本来自然界においては、植生自体が複雑多様、微妙なバランスを保ちつつ様々な植物が共存することにより緑のカーペットを形成している。
そこに、少しお邪魔している感じの我が家の住人達です・・



「ミナミノカオリ」の来歴と特製
ミナミノカオリ・旧系統名 西海186号は、1991年度に製パン適性に優れた硬質小麦「pampa INTA」南米アルゼンチンと、早生で多収のめん用系統「西海167号」の交配から(九州沖縄農研センター)育成される。温暖地・暖地での栽培に適した硬質小麦で、平成15年に小麦農林160号として登録された。後、1999年には、温暖地・暖地向け、菓子・ロールパンに適する硬質小麦「ニシノカオリ」九州農業試験場が育成されている。それに比べ「ミナミ・・・」ファリノグラムのバロリメーターバリューが高く、エキステンソグラムの伸長度、伸長抵抗が大きく、生地特性が優れている。さらに、食パンを作った時の体積が大きく、官能試験評価点も高く、食パン用としての製パン適性も優れており、タンパク質含有量が高く、醤油醸造にも適している。
品種名の由来は、交配の片親が南米アルゼンチン品種であることと、普及地帯が暖地・温暖地であることを表す「ミナミ」 と、パン・醤油の良い香りを表す「カオリ」に由来しており,漢字では「南の香」と表記する。
「ミナミノカオリ」は「ニシノカオリ」に比べ、製パン適性は改善されたが、カナダから輸入される 1CW には及ばない。また、交配種の片親が外国品種の為、赤カビ病と穂発芽に弱い栽培上の欠点を持つ。とのことです

以上、参考資料より抜粋
麦 穂